『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』はこんな方におすすめ!!
- 仕事が忙しすぎて辛い…
- 楽しく人生を過ごせている気がしない。
- 辛くないスキルアップの方法を探している!
『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』の内容を一言で要約すると
「遊びの重要性と可能性」
について書かれた本です。
著者の樺沢紫苑さん(以下、著者)は精神科医をしながら多くのビジネス系の著書を出版。
特に時間術や仕事術に関する書籍を多く出版しています。
そんな多忙な日々を過ごせるのも「遊び」をファーストにしているからだと述べています。
本書はそんな著者が「遊びとの向き合い方」について書いた1冊です。
FIREをテーマにするこのブログがどうして遊びについての1冊を取り上げるのか?
そう思う方もみえるかもしれません。
それは遊びには日々の仕事を充実させるための「重要性」と、
多くの気づきを与えてくれる、またFIREに欠かせない収入アップの「可能性」を秘めているからです。
今回はそんな本書のポイントを3つに分けて解説していきましょう。
Contents
目次 精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方
第1章 日本人にこそ「遊び」が必要な理由
第2章 「遊び」「楽しむ」の5つのすごい効果
(1)創造性を鍛える
(2)さまざまな仕事力のアップ
(3)チャレンジ力が養われる
(4)心と身体の健康
(5)幸せになる
第3章 楽しみながら自己成長する6つの「遊び方の掛け算」
(1)遊び×アウトプット
(2)遊び×リラックス
(3)遊び×一緒に
(4)遊び×時間術
(5)遊び×チャレンジ
(6)遊び×運動
第4章 脳が活性化する8つの遊びの極意
(1)感動する
(2)没入する
(3)工夫する
(4)お金をかけない
(5)集う
(6)制限する
(7)歳をとっても遊ぶ
(8)収入を得る※目次はAmazonより引用
精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方の【感想&要約】3つのポイント
本書を読んでの私の感想をざっくり一言でいうと
「遊びの重要性と可能性を再認識した!もっと遊ぼう」です。
なぜ遊ぶことが重要なのか、逆に遊ばないと何がいけないのか。
その視点が精神科医の著者ならではの解説がしてあり、納得のいく内容です。
読んだらすぐに遊びをしたくなるような気持ちになります。
そんな本書の内容のポイントを私なりに3つに分けると以下の3つになります。
- 遊びの重要性=健康とモチベーションを高め、成果につながる。
- 遊びの可能性=遊びを通じて自己成長を遂げる。
- 良い遊びの4つの条件
① 遊びの重要性=健康とモチベーションを高め、成果につながる
本書の中で遊びとは「仕事以外の楽しい活動」と定義されています。
著者は「多くの日本人には遊びが足りない」として「もっと遊ぶべきだ」と警鐘を鳴らします。
なぜなら遊ぶことによって、人はストレス発散とモチベーションアップを効果的に行うことができるからです。
遊びには日々のストレスを発散させる効果があるのは周知の事実です。
ストレスが少ない状態が続けば、もちろん健康にも良い作用があります。
ストレスはうつ病の原因となるコルチゾールという脳内物質の分泌を促します。
このコルチゾールの分泌を遊びでのストレス解消を通じて抑えることができます。
さらに遊びには、ドーパミンを分泌させてモチベーションを上げる効果も期待できます。
ドーパミンとは、脳内物質の一つでモチベーションアップや幸福感に繋がる役割があります。
遊びでドーパミンを分泌させるには、何でも良いので遊びの中で小さな目標を達成することです。
例えば行きたいと思っていた店に行く。スポーツのスコアを達成する。
こういった目標を達成することで、ドーパミンの分泌を促します。
すると日々のモチベーションや幸福感のアップに繋げることができます。
まとめると遊びを通じて
- コルチゾールを抑えて、健康に過ごす。
- ドーパミンを増やして、モチベーションや日々の幸福感に繋げる。
- この2つの作用で、本業の成果に繋がる。
本書では遊びにはこんな重要性があることが書かれています。
② 遊びの可能性=遊びを通じて自己成長を遂げる。
もう一つのポイントとして遊びには自己成長を遂げる効果があると述べられています。
そのキーワードとなるのが「コンフォートゾーンの拡大」です。
コンフォートゾーンとは、自分が安心できる領域のことです。
今までに経験したことがない体験をする場合、人は恐怖を感じます。
つまり経験したことがない体験は、コンフォートゾーンの外にあることになります。
本書では、遊びを通じて様々な新しいチャレンジをすることで、
このコンフォートゾーンを広げることができると述べられています。
本業などでは怖くてできないチャレンジも、リスクの少ない遊びを通じてならできる。
チャレンジに達成すると、経験となりコンフォートゾーンを広げます。
また得られる達成感は、自己肯定感にも繋がり自信となります。
このように遊びによるチャレンジを通じて、自己成長を遂げるサイクルを回せる。
遊びには大きな可能性を秘めていると著者は述べています。
③ 良い遊びの4つの条件
最後のポイントとして、ではどんな遊びが良い遊びと言えるのか。
著者はその条件として以下の4つに当てはまるものを挙げています。
- 楽しいこと
- リラックスできること
- ストレスを発散し、リフレッシュできること
- 脳を活性化させること
このうち1~3については、最も遊びらしい条件ですよね。
ここでは4の「脳を活性化させること」について解説します。
脳を活性化させるとは、能動的娯楽を行うことです。
つまりアウトプットのある娯楽を行うことで脳は活性化すると著者は述べています。
もっと噛み砕いて言うと遊びで得た知見や経験、成果物をアウトプットすることです。
例えば読書で得た知見をブログやSNSで公開すること。
映画の感想をブログなどで発信すること。
絵など何か成果物が残る遊びをすることが本書では挙げられています。
ただ見るだけの受動的な遊びよりも、
自ら発信する・成果物を残す能動的な遊びをすることで脳の活性化に繋がります。
先ほど解説した自己成長にも繋がるでしょう。
本書の中では、他にも良い遊びの具体的な例が多く紹介されています。
このうち自分が興味があるものを始めてみるのも良いかもしれませんね。
本書のそのほかの内容
本書には今回紹介したポイント以外にも
- 今日からできる創造性のトレーニング
- 遊びの時間を捻出するケツカッチン仕事術
- 寝る前2時間のリラックス法
- 運動を遊びにすることで得られる15のメリット
- 著者自身の遊びの極め方
こんな内容が紹介されています。
精神科医かつビジネスマンの著者ならではの視点が盛りだくさんの本です。
気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
本書の内容をFIREに生かすには??
私自身が活かしたいと思った本書の内容の一つに
「遊びを通じて収益を得ること」が挙げられます。
本書の中ではさらっとしか触れられていませんでした。
しかし、ときおり紹介される著者の生き方にはそのヒントが詰まっています。
例えば著者は映画観賞を趣味にしており、見た映画の感想をブログやメルマガで発信しています。
他にも大好きなスープカレーの情報発信をしているそうです。
本業と比べると直接的な収益は少なくても、
著者の知名度アップやフォロワー獲得に繋がっていることだと思います。
私自身もサイドFIREを達成したあとは、自分の好きなことを発信しながら
生活費分の収益を得たいと思っています。
遊びで収益を得るには大変難しいと前提しながらも、
「楽しみながら、コツコツと発信を行い、コンテンツの質を高めること」
このように書かれていました。
私自身もその気持ちを心掛け、今後も発信をしていきたいと思います。
まとめ
今回は樺沢紫苑さん著の「精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方」の要約でした。
遊びには本業の成果に繋がる健康とモチベーションをキープする重要性と、
目標へのチャレンジを通じて、自己成長を遂げる可能性があることを解説しました。
なかなか時間が取れない方もみえるかもしれませんが、
毎日15分だけでも遊びの時間を作るだけで幸福感が格段に上がるとも述べられています。
ぜひ仕事ファーストから、遊びファーストへ切り替えて、
毎日を楽しく過ごせるようになりましょう。