『株メンタル トップ3%投資家の最強ソリューション』はこんな方におすすめ!!
- 投資で勝つための考え方を知りたい!
- 投資でなかなか勝てずに悩んでいる。迷いがある。
- 投資で資産を築いた人の考え方を知りたい!
『株メンタル トップ3%投資家の最強ソリューション』の内容を一言で要約すると
「投資で勝つための考え方を習得し、淡々と資産を築く方法を学べる1冊」です。
著者の上岡正明さんは23年で5億円の資産を築いた副業投資家。
コンサルティング会社を経営するかたわら、投資で億万長者になった方です。
最近では投資系youtuberとしても活動しており、チャンネル登録者は約20万人。
日本株を中心とした投資術や投資で勝つための方法を学べるチャンネル、私も毎日欠かさず見ています。
そんな上岡さん(以下、著者)が自身が23年間の投資経験の中で習得した
「テクニックだけに依らない、投資で勝つためのメンタルに特化して書いた1冊」になります。
この本を読めば、
「株式投資との向き合い方」と「株式投資で勝つためのメンタルの保ち方」を理解できます。
これはどんな投資方法でも共通して使える要素で、あなたの投資の勝率の向上につながる内容です。
今回はその内容をポイントを絞って要約していきます。
Contents
目次 『株メンタル トップ3%投資家の最強ソリューション』
- 第1章 20万人のトレード調査で分かったトップ3%
投資家のメンタル - 第2章 なぜ投資家の9割は負けるのか
- 第3章 行動経済学で学ぶ株メンタルの武器
- 第4章 トップ3%投資家のマインドセット
- 第5章 実践株!メンタル投資術
- 特別付録 23年間で5億円を稼いだ秘蔵の投資術
※本書 目次より引用
本書は全5章+特別付録の全239ページで構成されています。
私自身はおよそ2時間程度で読み終わりました。
【感想&要約ポイント】『株メンタル トップ3%投資家の最強ソリューション』
本書を読んでの感想を一言で言うと
「勝つ投資家になるには、自分のメンタルと向き合う必要があることを実感した」です。
本書の冒頭では、
株式投資の勝者と敗者を分けるのはあなたのメンタル次第
と断言されており、投資においては何よりもメンタルが重要だと述べられています。
その投資に勝つためのメンタルを「株メンタル」と呼び、
その習得方法や活用方法について3つのステップで解説されています。
- 株メンタルの知識を知る。
- 株メンタルの状態を手に入れる。
- 株メンタルの活用法をマスターする。
そんな本書のポイントを3つに分けると以下の通りとなります。
- なぜ投資には「メンタル」が一番重要なのか。
- 投資家が負けてしまう原因の5つの負の感情の正体とは?
- 勝てる投資家になるための「株メンタル」とは?
それぞれ詳しく解説していきましょう。
① なぜ投資には「メンタル」が一番重要なのか。
まずどうして投資で勝つには「メンタル」が一番重要なのかという部分です。
なぜなら「投資はエントリータイミングを間違えなければ誰でも勝てるゲーム」だからです。
エントリータイミングとは、株を売り買いするタイミングのことです。
基本的に株で勝つには「安い時に買い、高い時に売ること」ととてもシンプル。
しかしほとんどの投資家はそれができないのです。どうしてかというと、
多くの投資家は自分の感情を世間の声によって支配されてしまい、冷静な判断ができないからです。
つまり自分本来の考えや判断基準と違い、
メンタルを別の何かで支配された状態でエントリータイミングを決めてしまうということですね。
具体的にはこういった行動が挙げられます。
- 世間が株に対して悲観的な声が多くなれば、慌てて売ってしまう…
- もっと上がるという意見が多くなれば、高いにも関わらず買ってしまう。
- 有名なインフルエンサーやメディアの勧める銘柄を買ってしまう…
私自身も思い当たるふしがある行動です。
こういった行動を起こさないように、
自分が正しいと思う判断ができるように冷静を保つメンタルを持つこと。
これが投資でメンタルが重要だという理由です。
② 投資家が負けてしまう原因の5つの負の感情とは?
先ほど投資で失敗してしまう理由として、
メンタルを別の何かで支配された状態で株の取引を行うことを述べました。
では次に、この「何か」について詳しく解説します。
本書では、それを5つの負の感情だと述べています。
以下にその負の感情をリストアップしました。
- 迷い:今この瞬間も間違ったトレードをしているのではないか。
- 葛藤:このままチャンスを逃してしまうのではないか。
- 恐怖:このままでは大きく暴落して損するのではないか。
- 欲望:もっとリスクを増やすことで早く稼げるのではないか。
- 過信:自分は賢く、これまで勝ってきたようにこれからも負けるはずがない。
※本書より引用
投資家は場面場面において、これらの感情に押しつぶされそうになります。
まずはこの5つの負の感情があることを理解することです。
そしてエントリータイミングの際にこの5つの負の感情に、
自分の感情が支配されていないかを冷静にチェックする必要があります。
具体的なチェックポイントは以下の通りに述べられています。
- 安定した心の状態が保たれているか
- 欲望のままに投資をしていないか
- 恐怖に打ち勝ちチャンスできちんと行動できているか
- これらのルールを一貫性を守って守れているか
- これらを踏まえて自身の成長やそのスピードが適切か
5つの負の感情に支配されないように、チェックポイントを常に注意すること。
それができれば、投資の勝率が大きく向上します。
③ 勝てる投資家になるための「株メンタル」とは?
では最後に本書のタイトルにもなっている「株メンタル」を詳しく掘り下げていきましょう。
「株メンタル」とは先ほど述べたような他人の声や5つの負の感情に流されずに、
自分の判断基準を持ち、それを正しく運用するための規律と集中力のことです。
それこそがトップ3%の勝てる投資家が共通して持っているメンタル=株メンタルだと著者は述べています。
ではそんな株メンタルを身に付けるにはどうすればよいのでしょうか?
以下の3つのポイントを挙げています。
- 投資家が失敗する原因を知る。
- 負けを受け入れる。
- 自分自身のマイルールを作る。
まずは「投資家が失敗する原因を知ること」です。
これは前述した他人の声や5つの負の感情に支配されることだと明確に理解することです。
失敗の原因がわかっているだけでも、正しく対処することができます。
そして取引を行う際には自分自身がこの「失敗の原因」に当てはまっていないかをチェックします。
次に投資の負けを受け入れ、正しく理解することです。
どんな投資家でも100%勝てるわけではないことを理解しましょう。
目論見が外れたり、不測の事態で急落することは日常茶飯事です。
しかし株式投資は最終的に勝てば良いのです。
著者は投資をトータルでの勝ちを目指す「野球のペナントレース」のようなものだと述べています。
このように負けも受け入れながら、一つの勝負に焦らずに、総合的に勝ちを目指すものだと理解しましょう。
最後に自分自身のマイルールを作ることです。
投資の経験や勉強を通じて、自分の勝ちパターンをつかむようにしましょう。
その自分自身の勝ちパターンに則った、投資方法を行うこと。
これがマイルールです。
そして今後はマイルールに従った投資をできるように、淡々と機会をうかがうことが重要です。
本書の他の内容
本書のポイントを3つに分けて紹介しました。
どちらかというと本書はステップを踏んで学んでいくというよりも、
内容自体に、株メンタルの重要な考え方や著者自身の投資スタイル、投資との向き合い方など…
いうなれば「金言」が随所に盛り込まれているような1冊です。
テクニックやチャートの読み方などを読んだけど、
なかなか投資の勝率が上がらないという方におすすめの1冊です。
気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
本書の内容をFIREに生かすには?
私自身が本書を読んで、FIREに生かしたいのは以下の2つです。
- 投資では情報を鵜呑みにせずに自分の判断で考えること。
- 株メンタルの考え方を投資だけではなく、FIRE達成に生かすこと。
まず1つ目は、投資での情報を鵜呑みにせずに、株メンタルを保ちながら自分の判断で考えることです。
日々投資に関する勉強や情報収集をするたびに、いろいろな意見や他人の声が耳に入ります。
そのたびに焦ったり、気になった銘柄の購入の検討してしまうこともあります。
しかしその中でも、自分の判断基準を忘れずに冷静に取引するかどうかを決めたいと思います。
FIREを目指す中で、焦ることもありますが、着実に資産形成を行っていきます。
次は、株メンタルの考え方はFIRE達成の中での考え方にもつながります。
FIREを目指すこと自体が、他人と違う考え方や生き方を目指すことになります。
そんな中で、他人から意見を言われたり、他人の生き方をうらやましく思うこともあります。
しかしそんな中でも、自分の目的を忘れずに、自分の考え方を信じて進むこと。
株メンタルと共通の考え方は十分FIREにも生かせると思います。
【まとめ】
今回は上岡正明さん著の「株メンタル」を要約しました。
株メンタルの考え方はどんな投資手法に生かすことができます。
投資の勝率を上げるのに必要不可欠な考え方でを学ぶことができる1冊です。
気になった方はぜひ読んでみることをおすすめします。