本気でFIREをめざす人のための資産形成入門の要約・レビュー

勉強できる本

【要約&レビュー】本気でFIREをめざす人のための資産形成入門

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』はこんな方におすすめ!!

  • アーリーリタイア、セミリタイア、FIREに興味がある。
  • 仕事を続けていくことに不満がある、自由な人生を生きていきたい。
  • どうしたら30~40歳でリタイアを達成できるのかが知りたい。

 

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』(以下、本書)は一言で要約すると、

「日本人サラリーマンが、FIRE実現のノウハウについて書いた初めての本」です。

 

投資と節約を積み重ねて、経済的自由(FIRE)を実現したノウハウが記されています。

今まで外国でのFIRE実現の事例の本はありましたが、日本人としては本書が初めてですね。

 

著者の穂高唯希さんは、Twitterやブログでは三菱サラリーマンという名前で発信活動中。

慶応大学卒業と同時に大手企業に就職するも、入社当日にセミリタイアを決意。

節約と高配当株を中心とした投資で、7年間で7,000万の資産を築き、30歳でセミリタイアを実現しています。

 

運営するブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」は1日1万PV。

投資に関しての情報発信を積極的に行う人気ブロガーでもあります。

 

本書はそんな三菱サラリーマンさんが、FIREを実現させる方法と考え方を記載した1冊になります。

 

 

一言で感想:もっと広がってほしい「FIRE」という生き方

本書を読んだ感想をざっくり言うと、

ついに日本のサラリーマンでもFIREを実現した人が出たことを知り、自分も続きたいと思ったのと同時に

「この本を読んで、FIREという考え方がもっと広まってほしい」と率直に思いました。

 

FIRE(ファイア)とは「Financial  Independence   Retire  Early」の頭文字から作られた造語です。

日本語的に直訳すると経済的自由のこと。

企業や仕事に縛られず、自由でかつ経済的不安のない生き方を実現することを言います。

欧米ではかなり普及している新しい生き方と言えますね。

 

ただし日本ではまだまだ認知されておらず、実現不可能だと思う人がほとんどでしょう。

しかし最近では、その考え方を発信する人も増えてきています。

そしてついに「30歳のサラリーマンが達成」という立場で書かれた本として本書が発売されました。

経済的に自立した上で、自分の人生は自分で切り開くという生き方をサラリーマンでも努力次第でできるを示したかった。

※『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』より引用

 

本書の目的はこの一言に表されています。

そのノウハウや考え方が参考になるとともに、私自身も「必ずFIREを実現したい」という気持ちを奮い立たされた1冊となりました。

 

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』を読むとこうなる!

  • FIRE(経済的自由)について実現するメソッドがわかる。
  • 参考にしたい考え方や節約、投資方法を知ることができる。
  • 今仕事がつらい人、ずっと働き続けるのが嫌な人の視野を広げることができる。

 

 

今回はそんな本書の重要なポイントに絞って要約をしていきます。

 

この記事を書いた人「月原」について

  • 年間50冊以上のビジネスに関する本を読む。
  • サラリーマンをしながら副業を5年間継続中。
  • ブラックな働き方から自己改善→残業0・土日祝長期休暇完全休み・年間有給取得20日を達成
  • サラリーマン→独立→FIRE生活に向けて日々勉強&実行中。

 

 

【基本情報】『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』/穂高唯希著の基本情報

本気でFIREを目指す人のための資産形成入門の要約

 

著者 穂高唯希(三菱サラリーマン)
出版社 実務教育出版
発売日 2020年7月
言語 日本語
Amazonや楽天の販売価格 書籍版:定価1,540円  電子書籍(kindle):1,386円   
読み終わるまでの時間 約80分程度

 

 

【全体要約】『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』目次

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』目次

chapter1 私が早期セミリタイアをめざし投資手法を確立するまで

chapter2 支出を最適化し、高配当・連続増配株投資を始めよう

chapter3 お金自動発生マシンを組み立てよう

chapter4 お金自動発生マシンを強化する

chapter5 資産形成は目的ではなく手段

※『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』より引用

 

本書は全5部で構成されています。

全体を通じて、著者自身のFIRE(経済的自由)への考え方や取り組んだ節約方法。

そして著者の高配当株への投資手法が解説されています。

各章ごとの主な内容は以下の通りです。

 

各章ごとの内容要約

chapter1 セミリタイアを目指した理由、経済的自由についての考え方を解説

chapter2 高配当・増配株を積み立てる投資手法とそのメリットを解説

chapter3 具体的な投資手法とおすすめする銘柄等の解説

chapter4 実際に投資したポートフォリオと目的別の資産形成方法を解説

chapter5 経済的自由を達成する上で必要な考え方の解説。

 

 

本書のポイントを3つに分けて要約

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』のポイント

  • FIREの実現法=「不労所得を作る」「入金力を上げる」「支出の最適化をする」
  • 一番大切なのは、支出を最適化すること
  • 高配当、増配株への投資方法

 

 

①FIREの実現法=「不労所得を作る」「入金力を上げる」「支出の最適化(節約)をする」

 

まずは「FIREはどうすれば実現できるのか?」

その方法が一つ目のポイントとなります。

 

結論として、FIREを実現するには以下の3つで高い基準で達成することが必要となります。

  • 働かなくてもお金が入る仕組み=不労所得を作る。
  • 不労所得を作る元となる収入=入金力を上げる。
  • 支出を減らすことで入金力をあげ、FIRE自体のハードルも下げる=支出の最適化(節約)をする。

 

そして著者はこのうち「不労所得を作ること」と

「支出の最適化(節約)」においてずば抜けて高い基準を達成し、FIREを実現したことが述べられています。

 

そもそも経済的自由(FIRE)ってどんな状態?

本書の中で、経済的自由(FIRE)とはこのような状態で定義されます。

働かなくても「収入マイナス支出」がプラスになる状態のこと。

※『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』より引用

 

つまり不労所得による収入が、生活費を上回っていればOKということです。

 

ほとんどの人が、労働する目的=生活していくためになっているのではないでしょうか。

そして労働環境(会社の場所や職種、仕事内容、人間関係)に縛られていると言えます。

 

しかし不労所得が日々の生活費を上回れば、そんな労働環境に縛られる必要はありません。

ずっとその生活をすることが可能になるからです。

 

そんなストレスの元となる労働環境に縛られることなく、

「どこで、誰と、何をしようと自由な状態で生活し続けること」

それが本書の定義する経済的自由(FIRE)です。

 

 

②一番大切なのは「支出を最適化すること」

 

本書ではその理由を以下の2つとしています。

「支出の最適化」が一番重要な理由

  • 「不労所得を作る」「入金力を上げる」に比べて、誰でも簡単にできるから。
  • 「不労所得を作る」「入金力を上げる」の基礎となるから。

 

 

支出の最適化(節約)は誰でも簡単にできる!

いきなり給料や副業での収入を増やそうと思っても、急に増やすのは難しいです。

しかし支出の最適化(節約)については、思い立ったその日から実行することができます。

まずは節約をすることがFIREに繋がる第1歩だと本書は述べています。

 

本書の中では、著者がかなりストイックに節約をする方法が紹介されています。

同じように真似するのは難しいかもしれませんが、まずは自分の日々の支出を見直し、節約を始めるところからFIREは始まります。

 

「不労所得を作る入金力」を上げる基礎となる。

そして著者は、節約で作ったお金のすべてを不労所得を作る資産の購入に充てています。

「不労所得を作る資産」とは、高配当・増配株のことです。

具体的には給料の8割、ボーナスの全額で継続的に高配当・増配株を購入し続けました。

 

高配当株・増配株は言ってしまえば、持っているだけで配当という利益を生み出す資産です。

持っていれば持っているほど、配当は増えていきます。

 

その資産を購入する金額の多寡を「入金力」と呼んでいます。

その入金力のもととなるのが、節約で作ったお金のことです。

 

つまり、どれだけ節約できるか=どれだけ不労所得を創り出せるかに直結していると言えるのです。

 

ではどのように節約をすれば良いの?

著者はまずストレスフリーな節約から始めてみるべきだと主張します。

過度な節約や極端な節約は、長続きしませんし、ストレスが溜まってしまうからです。

 

例えば飲み物を持ち歩く、コンビニを使わない、格安SIMを使うといった定番の節約です。

そうしたものから始めていき、ゲーム感覚で楽しく継続できるものを選ぶべきだと述べています。

慣れてきたら、別の節約法を増やしたり、レベルを上げてみても良いでしょう。

 

「どんな節約がストレスなく続けられるかわからない」

そんな方は逆説的ですが、1か月極限レベルまで節約してみると良いと本書は述べています。

そうすることで、自分が何が無いとストレスを感じてしまうのかということがわかります。

 

本書では、例として著者の実践した「15の節約方法」などが紹介されています。

この中から真似できるものから始めても良いでしょう。

 

 

③高配当・増配株への投資方法

 

一言で言うと「米国の優良企業などに代表される高配当・連続増配株に、淡々と積み立てを行うこと」です。

この投資法は、多くの経済的自由を達成した人の中で、スタンダードな投資法となっています。

先日紹介したバフェット太郎さんの「バカでも稼げる米国株高配当投資」とほぼ同じ投資法と言えます。

 

その投資方法のルールは以下の通りです。

  • 手数料が少なく、銘柄選択の幅が多いネット証券を利用する。
  • 給料所得などの収入の大部分を、継続的に積み立てる。
  • 基本的にバイ&ホールド(買ったら売らない)。配当金は再投資する。
  • 米国の配当貴族・配当王と呼ばれる銘柄の購入が中心となる。
  • 銘柄の選択が難しい場合は、S&P500に連動したETF(投資信託)を選ぶ。

 

本書では、実際の著者のポートフォリオや推奨する銘柄・ETFが具体的に紹介されています。

真似もできてしまいますが、あくまで投資は自己責任であることを念頭に置いて、自分の判断材料の一つにすることをおすすめします。

 

 

 

【まとめの感想】FIREに向けてできることをしよう!

本気でFIREをめざす人のための資産形成のレビュー

 

本書のポイントを要約して紹介しました。

この内容以外にも、本書は具体的な内容や事例を多く掲載されています。

  • 著者が行ったストイックすぎる節約方法15選
  • 著者自身のポートフォリオ
  • 初心者におすすめする具体的な銘柄やETF名
  • 年齢や目的別の資産形成方法のおすすめ
  • FIREを実現するために必要なことは「夢や目標を持つこと」

 

これらの内容にも興味を持ったら、ぜひ読んでみることをおすすめします。

 

ちょっと残念な話ですが、本書のAmazonのレビューを見ると「再現性に乏しい」という意見を多く見かけます。

確かにストイックすぎる節約法や、元々の学歴や最初に就職した企業などの差は、私たちに真似することはできないかもしれません。

 

しかし本書で明らかにされているFIRE実現の本質は、否定されるものではないと思います。

  • 働かなくてもお金が入る仕組み=不労所得を作る。
  • 不労所得を作る元となる収入=入金力を上げる。
  • 支出を減らすことで入金力をあげ、FIRE自体のハードルも下げる=支出の最適化(節約)をする。

この3つにおいて高い基準を目指すというものです。

そして著者は、このうちの不労所得と支出の最適化を人並外れた基準で行い、FIREを達成しました。

 

例えば、著者ほどの節約が難しいならその分、副業で入金力を上げる。

仕事の収入が少ないなら、転職も検討するなど、できることは必ずあると思います。

FIREという特殊な生き方を実現しようとするなら、かなりの努力量が必要になるのは仕方ないと思います。

 

本書で書かれているFIRE実現の本質を知り、真似できるものから取り入れてみる。

それができるだけでも、十分に読む価値がある1冊だと思います。

 

「こんな清々しい気持ちになったのはいつぶりだろうか。世界が美しい。今後は1日をどう過ごすのかを自分で決めるのだ。決して豚舎が決めるのではなく。」

※『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』より引用

 

FIREを実現させた、著者自身の気持ちが冒頭に書かれています。

私たちもいつかそんな清々しい気持ちを味わってみたいですね。

 

まずは、節約・副業・自己投資…何でも良いので、できることから始めていきましょう。

 

  • この記事を書いた人
月原@目指せ経済的自由

月原@目指せ経済的自由

経済的自由を目指す副業サラリーマン 【経歴】 ・早大卒→就職 ・ブラックな労働環境で残業0達成 ・毎日定時で帰ってアフィリエイト ・月15万を達成 ・しかしコロナで売上ダウン ・2020.6月ブログ「沈黙の謀反」開始 ・経済的自由目指して行動中! ・一緒に頑張りましょう! 【免責事項】 Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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