【一言で要約】『渋谷で働く社長の告白』は「起業のありのままの裏側」を学べる本
本書をの要約を一言で言うと「起業のありのままの裏側」を学べる本です。
サイバーエージェントの藤田社長自身が、起業から会社が今の形になるまでをありのままに書いた本。
【渋谷で働く社長の告白】のあらすじ
- 「21世紀を代表する会社を作りたい」という信念を持つ
- 半ば勢いで進めた起業準備
- ITバブルの波に乗り、会社が成長していく姿。
- ITバブルの崩壊で、一気に落ちていく苦悩。
まさに激動の中で、多くの成功と失敗を繰り返しながら、
「サイバーエージェントジェントがいかに生まれたのか」を学ぶことができます。
これからビジネスを始めたい人、起業を目指す人なら必読ともいえる1冊です。
本書で学んだ3つのこと
『渋谷で働く社長の告白』で学んだこと
- 走りながら考える。
- 自分の信念を貫くことの大切さ。
- 時代の波に乗る強さ。
①走りながら考える。
一番印象的だったのがこの点です。もう少し具体的に言うと
「まずは行動してみて、課題にぶつかってから解決策を考える」という姿勢です。
「21世紀を代表する会社を作る」という信念を持っていた藤田社長ですが、
会社の事業内容も「自分の強みである営業を活かす」ということ以外、ほとんど直前まで決めていなかったそうです。
綿密な計画があったわけではなく、顧客や時代のニーズ・自分たちがあると良いと思ったことをどんどん実行していきました。
あれこれ考えることで時間を無駄にしない。
何か進めていきたいことがあったら、まず取り組んでみる・行動してみることが大きな成果に繋がる。
よく言われることですが、改めて実感しました。
②自分の信念を貫くことの大切さ
苦境の中でも、自分の信念を貫くことが結果に繋がることを学びました。
ITバブル崩壊の最中、藤田社長は何とか落ちていく株価を食い止めようと利益を出すことを追います。
しかし結局うまくいかずに、かえって本来の目標から遠ざかっていきます。
もちろん似た状況になったら、迷いが出てきてしまうと思います。
そんな中でも自分本来の信念や目的を見失わないのが、結局一番の近道になると感じました。
③時代の波に乗る強さ
ITバブルの中で、サイバーエージェントは驚くほどのスピードで成長していきます。
まさに時代の波に乗ることの勢いを見せつけられます。
自分の力や行動だけじゃなく、時代の波やトレンドに乗ることの重要さを学びました。
「読み物」として面白い!
私たちからすれば、超人のように感じる藤田社長。
そんな藤田社長でも、同じように悩み、同じように心が折れたり、同じように感謝する。
当たり前の心の内側を知ることができた1冊でした。
起業の裏側や起業に至る道を学べるだけでなく、一人の心の内側をありのままに表現した読み物としても面白い1冊だったと思います。