『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』はこんな人におすすめ!
- 話すこと、書くことなど「相手に伝える行動」が苦手。
- もっと話をわかりやすく伝えられるようになりたい!
- 文庫本で安く勉強できる本を探している。
『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』は一言でいうと、
「わかりやすく話すための、物事をまとめる力」を磨く方法について書かれた本です。
『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』を読むとこうなる
- 口下手や話下手の解消法がわかる。
- 物事のポイントを掴み、わかりやすく伝える方法がわかる。
実際に読んだ書評も一言で言ってしまうと
「人に伝える力を伸ばす道筋」を明確に示してくれる1冊です。
今回はそんな『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』のポイントをざっくりと要約して解説していきます。
この記事を書いた人「つっき」について
- 年間50冊以上のビジネスに関する本を読む。
- サラリーマンをしながら副業を5年間継続中。
- ブラックな働き方から自己改善→残業0・土日祝長期休暇完全休み・年間有給取得20日を達成
- サラリーマン→独立→FIRE生活に向けて日々勉強&実行中。
Contents
『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』の基本情報
著者 | 和田秀樹 |
出版社 | 中経文庫 |
発売日 | 2013年5月 |
言語 | 日本語 |
Amazon販売価格 | 文庫本:533円+税 |
ページ数 | 190ページ |
読み終わるまでの時間 | 約50分程度 |
【要約ポイントは2つ】『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』
本書には「まとめる力」と「伝える力」に関するノウハウや解説が数多く登場します。
ここでは、この本が伝えたいポイントを2つに絞って解説します。
要約ポイント①わかりやすく伝えるには「まとめる力」を磨くこと。
なぜ自分の考えをうまく伝えられないのか?
それは「話す前に、自分の考えをうまくまとめられていないからだ」と本書は断言しています。
頭の中で自分の考えや主張をうまくまとめれないから、話もうまくできないのだと述べています。
確かにこれは私自身も思い当たるところがありますね。
自分が知識があって、自信を持って話せること(詳しい趣味など)は話せるのに…
あまりよく知らないことは、自信が無くてぼそぼそと言ってしまうことがあります。
皆さんも思い当たる経験があるのではないでしょうか?
そこで本書では「自分の考えをまとめる力が必要になる」と述べています。
そして「まとめる力」とは具体的に以下を指しています。
【まとめる力】
- 物事の本質を理解して、短く要約する力
- 一番言いたいことを短い言葉で要約する力
つまり物事を短く要約して伝える力のことです。
「まとめる力」は習慣やトレーニングで身に付く!
では「まとめる力」はどうやって身に付けるのでしょうか?
それは習慣やトレーニングの中で、身に付けることができると本書は述べています。
いくつか具体例を紹介してみましょう。
「まとめる力」を身に付ける習慣やトレーニングの例
- 学んだことや覚えたことのポイントをメモする。
- 物事に対して「なぜ?」を繰り返して、曖昧な部分を無くす。
- 聞いたことや勉強したことを自分なりの言葉でまとめてみる。
共通しているのは物事の「ポイント」や「重要点」を見抜くことです。
日常や仕事中、インプットの中で物事の「ポイント」や「重要点」を見抜くことを心がける。
この繰り返しで「まとめる力」は伸びていきます。
そして相手に発信する際は、「まとめる力」で自分の考えのポイントを要約する。
自分の考えの要約を伝えられれば、確実に相手への伝える力は伸びていくと述べられています。
要約ポイント②わかりやすく伝えるためには「自分のひな型」を作ること。
さらに本書では、まとめた自分の考えをよりわかりやすく伝えるための方法も解説されています。
それが「自分なりのひな型」(テンプレート)を作ることです。
「まとめる力」を鍛えることと並んで、本書の中の重要なポイントとなっています。
ひな型で「伝える力」を伸ばすには?
- 話し方や書き方の「ひな型」を作る
- 自分の発信する内容をひな型に合わせて整理する。
- ひな型に従い、相手に発信する。
- ひな型は使いながら、徐々に改善していく。
ひな型を作ることで、常に相手に一定レベルのわかりやすさで自分の考えを伝えることができます。
またひな型に当てはめていく途中で、自分の考えも整理できます。
そしてこのひな型はまず「作ってみること」が大事だと本書は主張します。
作ってみて、使ってみて、相手の反応を見る。
その中で改善をして、より伝わるものに変えていけば良いと述べられています。
実際にどんな「ひな型」を作れば良いの?
本書ではわかりやすいひな型として「起・結・承・結」(きけつしょうてん)という型が紹介されています。
- 起→問題提起
- 結→結論(問題の答えなど)
- 承→その結論となる理由
- 転→相手に話を戻す
一番伝えたい結論を先に言ってしまう、わかりやすい説明の型です。
ぜひ参考にしてみましょう。
【まとめの書評】『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』
『自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術』のポイント要約でした。
- 伝えるには、前提として自分の考えをまとめる必要があること。
- わかりやすく伝えるには「ひな型」を使うのが有効なこと。
私なりに本書のポイントはこの2つだと感じました。
本書で強く主張されているのは「話下手は解消できる」ということです。
話がうまい人というのは決して才能ではありません。
普段から「物事のポイントを掴む思考をしていた積み重ねだ」と解説されています。
【本書で解説されている話下手の解消法】
- まずは「まとめる力」を身に付ける
- 自分のひな型を作る
- ひな型に沿って、要点をまとめて相手に伝える。
- 相手の反応を見て、改善する。
本書を読むことで、「話下手の解消法」が明確にできました。
今現在、私も決して話がうまい方ではありませんが、読むことでどう解消していけば良いかがでわかりました。
「やることはわかった。これから頑張ってみよう!」という気持ちにさせてくれた1冊です。