勉強できる本

【要約と実践例】すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚独学法!

『すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚独学法』はこんな人におすすめ!

  • 「読書で勉強しているけど…いまいち身に付いた実感がない」
  • 「インプットしても結局忘れてしまって、無駄になっているんじゃないか」
  • 「端的でわかりやすい説明や文章が書けなくて悩んでいる。」

 

『すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚独学法』は一言でいうと、学びを無駄にせず仕事に活かす方法を解説した本です。

学んだことを忘れなくなり、学びに使った時間やお金を無駄にしない方法がわかります。

 

今まで何か勉強しても、いまいち身に付かなかった人なら「もっと早く知りたかった!」という内容になっています。

 

この記事の内容

  1. 『すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚独学法』の内容要約
  2. 重要なポイントを3つに絞って解説!
  3. 私たちサラリーマンが、この本の中から実践したいポイントを厳選紹介

この記事を書いた人「つっき」について

  • 年間50冊以上のビジネスに関する本を読む。
  • サラリーマンをしながら副業を5年間継続中。
  • ブラックな働き方から自己改善→残業0・土日祝長期休暇完全休み・年間有給取得20日を達成
  • サラリーマン→独立→FIRE生活に向けて日々勉強&実行中。

 

 

 

『すべての知識を20字でまとめる紙1枚独学法』の基本情報

 

著者 浅田すぐる
出版社 SB Creative
発売日 2018/11/28
言語 日本語
価格 紙書籍版:1,540円   電子書籍:1,386円
ページ数 254ページ
読み終わるまでの時間 約90分程度

 

 

 

著者:浅田すぐるについて

著者の浅田すぐるさんは、トヨタ自動車の海外営業部→㈱グロービス→コンサルタントという経歴の持ち主。

この経歴の中で身につけた仕事術や独学術を元にコンサルを行っている方です。

デビュー作の『トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術』が大ヒット。

世界5か国で翻訳されたベストセラーになったのをきっかけに、さまざまな仕事術に関する書籍を書いています。

 

メモ

【浅田すぐるさんの著書】

  • 超訳より超実践 紙1枚!松下幸之助
  • トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
  • 「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ
  • 驚異の「紙1枚!」プレゼン 説明0秒!一発OK    など

 

サラリーマンとしても重要な「わかりやすく説明すること」を専門に本を発売しています。

著者累計発行部数は40万部以上とベストセラーを生み出す仕事術のコンサルタントとして活躍している方です。

 

 

 

 

【全体要約】『すべての知識を20字でまとめる紙1枚独学法』

 

20字でまとめる紙1枚独学法

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より引用

 

内容は、全部で大きく3つに分けることができます。

全てのパートにおいて「そのテーマに必要な考え方を解説→フレームワークの実践」という流れです。

 

実践することで最終的に「学びを仕事に活かす方法を身につけること」ができます。

 

【『すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚独学法』 目次】

PART1 初伝(インプット)

第1章 なぜ学んだ内容を忘れてしまうのか?

第2章 「紙1枚」書くだけの「20字」インプット学習とは?

 

PART2 中伝(アウトプット)

第3章 アウトプット力を高める「学び方」

第4章 その他大勢から抜け出す「3Q」アウトプット学習法とは?

 

PART3 奥伝(コントリビューション)

第5章 なぜ、学びを仕事に活かせないのか?

第6章 奥義伝授!仕事に即活かせる「1枚」コントリビューション学習法とは?

終章 「知的好奇心」型の学習を取り戻す。

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より引用

 

 

フレームワークはそれぞれの章に1つずつ。合計3つ用意されています。

章が進むごとに難易度は上がる印象ですが、全て紙1枚で済む内容で実践自体にそれほど時間はかかりません。

 

購入者特典としてフレームワークの様式がダウンロードできるので、手間なく始めることができます。

 

 

各パートのポイントを要約!全体の内容をざっくり解説

各パートごとの重要ポイントを要約すると以下の通りになります。

 

PART1 初伝(インプット)

第1章 なぜ学んだ内容を忘れてしまうのか?

→勉強することの目的が明確になっていないから忘れてしまう。

→学んだ内容を自分の言葉で、短く要約する思考整理を行うことで記憶に残る。

→「目的の明確化」「思考整理」「端的な要約」が学んだ内容を忘れないためのキーワード。

 

第2章 「紙1枚」書くだけの「20字」インプット学習とは?

→20字あれば、何でも短く言い換えできる。

→トヨタの「紙1枚で資料を作ること」という決まりからヒント。

→20字フレームワークの実践。

 

 

PART2 中伝(アウトプット)

第3章 アウトプット力を高める「学び方」

→理解とは「人に説明できる状態」にすること。

→What、Why、Howの3つの疑問を解消=理解した状態。

→説明力の強化は職場での評価アップにつながる。

 

第4章 その他大勢から抜け出す「3Q」アウトプット学習法とは?

→「3Q」とはWhat、Why、Howの3つの疑問を整理すること。

→3Qアウトプット学習法の実践法

→読書からセミナーの受講まで使え、説明力が強化できる。

 

 

PART3 奥伝(コントリビューション)

第5章 なぜ、学びを仕事に活かせないのか?

→仕事観を「自己完結型」から「他者貢献型」へと変える必要がある。

→なぜなら自分の給料を決めるのは他人からの評価だから。

→他者のニーズや課題を解決する学びこそ、仕事に活かせる学びとなる。

 

第6章 奥義伝授!仕事に即活かせる「1枚」コントリビューション学習法とは?

→「20字」「3Q」のフレームワークに「他者貢献」の視点を加えたフレームワーク

→【学んだことを仕事に活かす】 学習内容説明の具体例

 

終章 「知的好奇心」型の学習を取り戻す。

→経歴獲得型学習がメインとなっている。

→自己完結、自己満足している学習は仕事に活かせない。

 

 

 

【抜粋要約】ざっくり2つに分けて内容解説『すべての知識を20字でまとめる紙1枚独学法』

全体を要約して、この本をざっくり大きく2つに分けました。

1つは「学びや仕事に対する考え方(マインドセット)」

2つ目は「学びを仕組み化するフレームワーク」

それぞれのポイントは一言でいうと、以下のとおりです。

 

ポイント

  1. 仕事に活かせる学びこそ自分の役に立つ
  2. 学びの型作り!3つのフレームワーク(1シートラーニングシステムズ)

それぞれポイントを詳しく解説します。

 

1、「仕事に活かせる学び」こそ自分の役に立つ

この本の中で学んだ内容を覚えられないのは、次の3つの理由があると解説されています。

  • 学ぶ目的がなく、ただ「終わらせること」が目的になっている。
  • 長すぎる内容は覚えていられない。
  • 自分の言葉で理解できていない。

学んだ内容を覚えるのに必要なのは、この3つを解消すること。

その中でも特に「学びの目的を明確にすること」の重要性が挙げられています。

 

そして本当に自分のためになる学びを行うには、

学びの目的を「仕事に活かすことにすべき」と主張されています。

 

しかし仕事に活かす学びとは、何なのでしょうか?

この本の内容から一言でいうと「他者の悩みの解決策を、説明できるようにする学び」のことです。

 

学んだ内容を通じて、他者の悩みの解決策を見つけ、それを正しく伝えること。

そういった考え方のもとで行う学びこそ、自分の中で役に立つ学びになると述べられています。

 

 

2、学びの型作り!3つのフレームワーク(1シートラーニングシステムズ)

ではどうやって他者の悩みを解決する学びをすればよいのか?

そこで使うのが3つのフレームワークです。

 

この3つのフレームワークを実施することで、学びの「型」を習得でき、仕事に活かす学びの自動化ができます。

全て紙1枚の様式(=1シートラーニングシステム)で作られています。

 

それぞれのフレームワークの狙いと実施内容を解説します。

 

①「20字」インプット学習法 

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より引用

 

【狙い】

学んだ内容を忘れずに、自分の中で定着させる

目的を明確にして、学んだ内容を情報整理し、自分の言葉で置き換える。

【実施内容】

  • 最初に学ぶ目的を記入する。
  • 情報に関するキーワードを抜き出す。
  • 最後に20字以内で、学んだ内容を一言で要約する。

 

 

 

② 「3Q」アウトプット学習法

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より引用

【狙い】

学んだ内容を全体的につかむ。記入が終わった時点で、他人に説明できる型ができている。

20字インプットの内容に加えて、What、Why、Howの3つの疑問を解決し、他人に説明できる状態にする。

【実施内容】

  • 20字インプットの実行(本を読みながら、セミナーを聞きながら)
  • 「3つのQ」の疑問を考える。例)なぜ学ぼうと思った? 何を学んだ? 学んだことをどう生かす?
  • 「3つのQ」の疑問の答えを埋めておく

 

 

③ 「1枚」コントリビューション学習法

 

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より引用

【狙い】

学んだ内容を他者貢献(他人の問題や悩み)につなげるための型。

先述した2つのフレームワークの内容を抑えながら、Who?(誰のため)という視点とP/W(問題)、PQ(問題を解決する問い)を加えて記入する。

【実施内容】

  • 前提として20字、3Qアウトプット学習法が実行できている。
  • Who?(誰に)とP/W・PQ(問題と問題を解決する問い)を明確にしてから学ぶ。
  • P/W・PQについて学習して、1P(問題を解決する問いに対する答え)を記入する。
  • 1Pを説明できる状態にするため、What、Why、Howを記入する。

 

 

 

私たちサラリーマンは、この本をどう活かす?おすすめの実践方法3つ

 

 

ここからは私なりに、この本で解説されているポイントをどう活かせば良いか考えてみました。

私自身の「サラリーマン」という視点から実践できる方法を3つまとめました。

 

実践ポイント①まずは学びに「20字」インプット学習法を取り入れよう。

本書では3つのフレームワークが紹介されていますが、その中で一番時間もかからず、手軽に始められるからです。

自分の中で学んだ内容をしっかり整理して、使った時間を無駄にしない学習法を習得しましょう。

 

「20字」インプット学習法を取り入れるメリット

時間や費用を無駄にせずに、学びの効果を高められることです。

本書では、すぐに忘れてしまう学びやその後に活かせない学びのことを「浪費型の学習」と呼んでいます。

これは私自身も思い当たるところがあります。例えば

 

  • 「読んで終わり」になっていた読書
  • 「参考になりそう」と思って流し読みしていたブログ記事
  • 「何気なくそのまま見ていた」経済番組
  • 「ただずっと流していただけ」のビジネス系youtube

 

こういった学びに、まずは取り組みやすい20字インプット学習法を取り入れましょう。

「浪費型の学習」から、自分の中に知識を忘れずに積み重ねる学習にすることができます。

こういった学習のことを本書では「投資型の学習」と呼んでいます。

 

実際に20字インプット学習法を行ってみたところ、およそ記入にかかる時間は5分程度です。

慣れてくればもっと早く書けるかもしれません。

 

コツとしては、最初からフレームワークにまとめる前提で本を読むこと。

キーワードなどをメモしながら読むことでその後の整理が簡単になるし、本の内容も忘れなくなります。

 

慣れてきたら、次は3Qアウトプット学習法→「1枚」コントリビューション学習法へとさらにフレームワークのレベルを上げてみましょう。

「浪費型の学習」→より効果的な「投資型の学習」へと学びを変えることができます。

 

最終的に学んだ内容を「1枚」コントリビューション学習法を使って、他者の悩み解決方法を導くところまで出来たらゴールです。

とはいえ本書の中でも「20~30枚は20字インプット学習法をした方が良い」と言っています。

いきなり難しいものから始めても続かないので、まずはここからです。

 

【実践】20字インプット学習法をした結果

 

20字インプット学習法を実践してみた

※本書 すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 より様式引用

 

次の記事で紹介する『FIRE 最強の早期リタイア術』で20字インプット学習法を実践してみました。

読み終わってすぐに実践したので、かかった時間はおよそ5分ほど。

 

やって良かったと感じた点は、

  • 実際の重要ポイントをもう一度おさらいできること。
  • 本質をつかむために、もう一度整理できること。
  • 20字は結構短いが、この抜き出し部分はずっと頭に残る。

特に最後の20字は、その本の中で一番の本質となる部分が頭に残ります。

これを忘れないだけでも学習の意味があると思うので、20字インプット学習法は今後も継続していきたいです。

 

実践ポイント②私たちサラリーマンができる実践方法2つ

勉強するサラリーマン

 

本書では、何度も「学びは、仕事でアウトプットして使う前提で行うべき」と主張されています。

そして仕事で使うとは「他者の悩みの解決すること」と解説があります。

 

「アウトプットを通じて、他者の悩みを解決する」

ちょっと抽象的にわかりづらいので、その方法を具体的に考えてみました。

 

 

①顧客や同僚の悩みや問題について学習→解決策を伝える。

最初に解決策を伝える相手を決めます。

  • 「顧客のAさんはどんな悩みを持っているかな…?」
  • 「後輩のB君は、この前こんなことで悩んでいたな。」

 

その悩みを思いついたら、その内容について学習するという考え方です。

例えばこのようになります。

 

  • 顧客Aさん「売上を伸ばしたい」→自分「マーケティング」の学習をして、商品プロモーション方法を提案する。
  • 後輩B君「仕事に時間がかかっている」→自分「仕事の効率的な進め方」の学習をして、解決策を伝える。

 

このように最初から伝えたい人の悩みありきで考えれば、より効果も高まりそうです。

 

②副業でブログをする。読者の悩みについて学習→解決策を伝える。

もう一つおすすめの方法が、ブログ記事の執筆です。

なぜならブログ記事は読者の悩みを解決するために書くからです。

 

ブログ記事は、基本的にgoogleやyahooの検索ワードに基づいて書きます。

例えば「副業 おすすめ」というワードを調べる人は、

  • 何か自分にもできる副業はあるかな?
  • 副業ってどんなものがあるのかな?
  • 楽に稼げる副業ってないかな?

こういった悩みや疑問を持っています。

なのでその悩みを解決する方法について記事を書きます。

 

またブログを使うことは非常に大きなメリットがあります。

  • 学びのポイントを文章にする過程で、より理解が深まる。
  • 様々な悩みがあるので、本業の仕事以外の学びも他者の悩み解決に繋がる。
  • ブログにアクセスが集まれば、副収入になる。

 

ブログは、自分の学びを活かす最適なアウトプットの方法です。

 

実践ポイント③学びを仕事に活かす=他人の悩みを解決する方法を増やすこと

最後に実践したいのは、本書の中に書かれている学習に対するマインドセットです。

学びを仕事で活かすには、学んだ内容を通じて他人の悩みを解決する方法を覚えることというものです。

 

なぜなら仕事は自己満足ではなく、他人の役に立ってはじめて成立するものだからです。

このことを本書では「自分の給料を決めるのは他人の評価」という言葉で表現されています。

 

例えば営業の仕事で考えてみましょう。

あなたが「店舗に対して、自分の商品を売り込む営業職」だとします。

店舗であれば「売上を伸ばしたい」というのはどこも共通の悩みのはずです。

  • 商品をただ買ってほしいとお願いするだけの営業。
  • 商品が店舗で売れるための販売方法を同時に提案してくれる営業。

商品が同じだとしたら、どちらが評価が高いのは言うまでもないですよね。

「販売方法の提案」という店舗の役に立つ提案を付けた営業の方が良いに決まってます。

 

この例の中の「販売方法の提案」のような顧客の悩みを解決する方法こそ、学ぶべき内容だと本書の中で書かれています。

 

学びを仕事に活かしたいなら、まず顧客の悩みを考えて、その悩みを解決する方法を増やす。

私たちサラリーマンが学習を仕事に活かすために実践していきたい考え方です。

 

 

【まとめの感想】もう浪費型の学習とさよなら!ムダにしない学習を積み重ねよう!

 

今まで私自身も自分の興味のひかれた事柄に関して、

「勉強してもただ見て、終わりになってしまっているな…」

こうなっていることが多くあったことをこの本を読みながら改めて実感しました。

 

1年前に読んだ本の内容もほとんど覚えていませんし、昨日見たyoutubeの内容だってしっかりと理解できているかも怪しいです。

自分の学びがかなり浪費型になってしまっていたことを改めて感じました。

 

この紙1枚でできるフレームワークや仕事に活かす視点での学びなどを活用すれば、

これからは浪費型学習からおさらばして、自分の中に知識を積み重ねる「投資型学習」ができます。

 

「もう少し早く知っておけば…」とも正直ちょっと悔しい気持ちになりましたが、「投資型学習」ができるきっかけ作りになった1冊となりました。

 

 

 

 

  • この記事を書いた人
月原@目指せ経済的自由

月原@目指せ経済的自由

経済的自由を目指す副業サラリーマン 【経歴】 ・早大卒→就職 ・ブラックな労働環境で残業0達成 ・毎日定時で帰ってアフィリエイト ・月15万を達成 ・しかしコロナで売上ダウン ・2020.6月ブログ「沈黙の謀反」開始 ・経済的自由目指して行動中! ・一緒に頑張りましょう! 【免責事項】 Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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