『ブログライティングの教科書』はこんな方におすすめ!!
- 副業でブログをしてみたい!
- 今ブログをしているけど稼げずに困っている…
- 今からブログを始めて稼げるようになるか心配…!
『ブログライティングの教科書/ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術』(以下、本書)の内容を一言で要約すると
ブログで稼ぎたい人が知るべき本質の文章術について教えてくれる1冊です。
著者の中島大介さん(以下、著者)はブログ・アフィリエイト歴17年。
かつてはアフィリエイトの仲介を行うASPにも勤務されていました。
現在では日本最大級のブログコミュニティ「ABCスペース」を運営しつつ、
youtubeチャンネル「ウェブ職TV」で、ブログの書き方やライティングについて発信もしています。
ウェブ職TV、私自身もよく見ています。
少し辛口気味に、かつ真剣な言葉でブログの書き方をしっかり解説してくれるチャンネルです。
そんなブログ・アフィリエイトのプロ中のプロでもある著者が、
ブログの書き方の基礎から、稼げるようになる文章術についてまとめたのがこの1冊になります。
ブログ初心者が学ぶべき基礎から、中級者がブログの書き方の本質を学ぶのに役立つ1冊です。
今回は本書のポイントを3つに要約してまとめていきます。
Contents
【目次&要約ポイント】ブログライティングの教科書/ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術
第1章 お金を稼げる収益ブログを作る
第2章 10の手順でできるブログ記事の書き方
第3章 プロが実践するライティングテクニック
第4章 いま知っておきたいSEO対策
第5章 読者をひきこむ文章力を鍛える方法
第6章 プロが教える「弱者」のブログ戦略※Amazonの目次ページより引用
本書は全189ページ。私はおよそ1時間半かからずに読み終わりました。
感想としては、教科書の名の通り「ブログの書き方を基礎からしっかりと体系的に解説している」と感じました。
さらに随所でyoutube動画のQRコードがついており、読んだことをさらに詳しく学べるようになっています。
特に第2章の「10の手順でできるブログ記事の書き方」では
- SEO キーワードを決める
- 競合調査を行う
- 記事構成を作る
- 記事タイ
トルを決める - リード文を書く
- 本文は prep 法を使って書く
- まとめを書く
- 飽きずに読める装飾をする
- リン
クを貼る - 記事全体を推敲する
この手順通りと内容に従っていけば、質の高いブログ記事を完成させることができます。
1から始める初心者にとってはこの第2章が最も参考になる部分になりますね。
本書は豊富な文章の例を盛り込みながら、細かい手順を解説している1冊であるのですが、
「ブログで稼ぐには?」の本質的についても多く語られています。
この要約記事では特にその「ブログで稼ぐには何が必要か?」の部分にフォーカスを当ててポイントを解説します。
私が本書のポイントと感じたのは以下の3点です。
① 初心者・個人が稼ぐには「超特化ブログ」
② 超特化ブログで稼ぐには?まとめ記事を上位表示させる記事群を構成する
③ 記事を書く上で押さえるべきポイントは「読者ファースト」
この3点について詳しく解説していきましょう。
① 初心者・個人が稼ぐには「超特化ブログ」
本書の中でもyoutubeチャンネル「ウェブ職TV」の中でも、著者はたびたび
「初心者や個人が稼ぐには超特化ブログをおすすめ」しています。
ブログは大まかに分けて以下の2種類に分けられます。
雑記ブログ:特定のジャンルに絞らずに、思いついたことをとにかく書くようなブログ(例:〇〇の運営日記)
特化ブログ:ある特定のジャンルに絞って、そのジャンルに関連することだけを書くブログ(例:英語学習に特化したブログ)
※ちなみにこのブログは節約・副業にジャンルを絞った特化ブログになります。
著者はこの中のうちの「特化ブログ、その中でさらにテーマを絞った超特化ブログをやるべき」と述べています。
例えば副業というジャンルの中でも、何で稼ぐのかでさらにテーマを細かく分けることができます。
- ブログ
- せどり
- WEBライター
- 動画編集
- プログラミング
- ポイ活
などまだまだ挙げることができるでしょう。
この特定のジャンルの中のさらにニッチなテーマに絞って記事を書く。
それが著者のおすすめする超特化ブログになります。
超特化ブログをおすすめする理由は「競合」
超特化ブログをおすすめする理由は「競合が強くなっているから」です。
ここでいう競合とは、上場企業やブログ歴何十年のプロ、組織化されたアフィリエイト集団のことを言います。
ブログで稼ぐには、Googleで検索した際に上位で表示されて、多くのアクセスを呼びこむ必要があります。
ブログの中でもダイエットや脱毛、転職といった稼げるジャンルには多くの競合が質の高い記事を書いています。
初心者や個人が稼げるジャンルの中でこういった競合に勝つ記事を書いて、
Googleの上位表示を勝ち取るのははっきり言って不可能だからです。
そこで著者は、ニッチなジャンルに絞るべきだと述べています。
ニッチなジャンルに絞れば絞るほど競合は弱くなります。
初心者や個人であっても十分戦って、googleでの上位表示を狙うことができます。
闇雲にブログを書くよりも、まずは何のジャンルでブログを作るのか。
本書でももちろん出てきますが、それ以上にウェブ職TVのyoutube動画ではこの戦略部分も非常に重視して解説されています。
ブログ記事の書き方以前に、戦略部分をしっかり考えないとブログでは稼げないことを覚えておきましょう。
② 超特化ブログで稼ぐには?まとめ記事を上位表示させる記事群を構成する
それではそんな超特化ブログで稼ぐための具体的な方法を解説しましょう。
それは「まとめ記事を検索で上位表示させること」です。
まとめ記事とはもっとも収益に繋がりやすいキーワードについて書いた記事になります。
例えば一番わかりやすいのは「〇〇(売りたい商品分類名) おすすめ」といったキーワードです。
この〇〇(売りたい商品分類名)は超特化ブログで中心的に扱う商品分類になります。
このブログを例にしてもう少し具体的に説明します。
本ブログ『沈黙の謀反』は様々な副業や節約に関する本のレビューを書いていますね。
そこで考えられるのは「副業 本 おすすめ」や「節約 本 おすすめ」と言ったキーワードになります。
このキーワードでユーザーがGoogle検索をかけた時に、上位表示される記事を書くことになります。
どうして「キーワード:おすすめ」が一番収益性が高いの?
「〇〇 おすすめ」で検索をかけるユーザーは購入意欲が高いからです。
例えばこんな気持ちで検索をかけています。
- 〇〇って色々あるけど、どれを買えばいいの?
- 〇〇を買おうと思うんだけど、失敗したくない。
- 〇〇を比較して、一番良いものを買いたい!
このように買おうと思っているけど、どれが良いか迷っていたり…
失敗しないように良いものを調べようとする気持ちが強いことがわかります。
そこでGoogle検索をかけた際に表示されたあなたの記事を見ます。
そしておすすめされた商品について納得すればそのまま購入に繋げることができます。
あなたは記事の中で、ユーザーが納得する理由でおすすめの商品を紹介すれば収益に繋がります。
超特化ブログの中でも収益を一番稼いでくれるのがまとめ記事になります。
まとめ記事を上位表示させるには、記事群が必要!
とはいえ、いきなりまとめ記事を書いても上位表示させるのは難しいです。
なぜなら「〇〇 おすすめ」などの収益性の高いキーワードには必ず競合がいるからです。
そこで競合の記事よりも検索上位に表示させるのに必要なのが記事群になります。
記事群とは、まとめ記事と相互の内部リンク同士で繋げた記事になります。
一つのまとめ記事から、記事群を派生させてお互いを繋げるイメージになります。
この記事群にはどんな記事を書けば良いのかというと、
まとめ記事で紹介した商品に関する詳しい説明の記事を書くことです。
本書の中では、このような記事を詳細記事と呼んでいます。
例えば「副業 本 おすすめ」のまとめ記事として、
「副業の勉強におすすめの本10選」といったまとめ記事を書くとします。
10冊の本の要約記事を書いていると、まとめ記事はとんでもない長さになってしまいます。
ですのでまとめ記事には概要だけを書いて、より詳しい1冊ごとの要約は別の記事で書きます。
この1冊ごとの要約記事が詳細記事となります。
詳細記事でまとめ記事のサポートをしていくようなイメージになります。
さらにその1冊の紹介記事が、「△△ 要約」などのキーワードで上位表示されれば、
そこからブログへのアクセスも見込めます。
ブログ自体へのアクセス数が増えれば、内部リンクによってまとめ記事へのアクセスも見込めます。
まとめ記事のサポートをしながら、ブログへのアクセス拡大も狙える詳細記事を書いていく。
これが超特化ブログで収益を狙うために本書に書かれている戦略になります。
③ 記事を書く上で押さえるべきポイントは「読者ファースト」
最後のポイントとして挙げたいのは、記事を書く際の本質です。
それは何よりも「読者ファーストの記事」を心掛けることです。
読者ファーストとは「自分の儲けよりも読者の満足を優先した記事」のことです。
ブログを書く際に気を付けたいのは、商品を売り込んだり、SEO対策を意識しすぎるあまり、
読者にとって必要のない文を入れたり、長々と長文を書いてしまうことです。
これでは読者ファーストの記事とはいえません。]
読者は何か疑問があってあなたのブログを見に来ています。
なるべく短い時間で、知りたいことを正しく伝えることが読者ファーストに繋がります。
そして最終的には、そんな記事が読者に選ばれ検索でも上位に表示され、お金を稼ぐ記事になると本書では述べています。
読者ファーストのために欠かせないポイント3つ
本書では、そんな読者ファーストの記事を書くために知っておくべきことが書かれています。
その中から特に重要だと思うものをピックアップすると以下の3点です。
- 結論や重要なことを先に書くアンサーファースト
- 検索意図から潜在ニーズを読み取る
- 記事に独自性を加える
まずはアンサーファーストです。
これは記事の冒頭部分で先に結論や重要なことを述べてしまうことです。
ブログでは読者の滞在時間が長い方がSEOに有利という考えもあります。
しかし読者からすれば、先に結論がわかった方が良いに決まっています。
まずは先に結論を言って、そのあと詳細を深めていく形で記事を構成しましょう。
次に検索意図から読者のニーズを読み取り、適切な内容を記事に書くことです。
例えば「ダイエット 簡単」のキーワードで検索している読者は、
「運動や食事制限なしで痩せられる方法はないかな…」と思って検索しています。
そのように読者のニーズを読み取り、求められている内容の記事を書くことです。
そして最後は記事の独自性を加えることです。
調べたらわかる内容を列挙するのではなく、自分の経験や知識を生かした内容を書くこと。
他では知れないあなただけが持っている情報を書くことは、読者にとって大いに参考になります。
このような読者ファーストのポイントを押えた記事を書くことが、
結局はSEOとしても評価されて上位表示する記事になり、お金を稼げるブログになると本書では述べています。
本書のその他の内容
本書では今回解説したポイント以外にも、
- ブログで稼ぐための基礎の基礎
- 記事タイトルやリード文などの記事の序盤構成のポイント
- PREP法を活用したわかりやすい記事の書き方
- これだけは知っておきたいSEO対策
こういった内容が実際の記事の文例と共に詳しく解説されています。
さらにyoutubeチャンネル「ウェブ職TV」とも連携しており、気になる内容はさらに動画で深く学ぶこともできます。
小手先のテクニックではなく、これから先もずっと人生で役立つ、ライティングの本質を学べる1冊になっています。
ブログに興味ある方全てにおすすめできる1冊なので、気になった方はぜひ手にとってみてくださいね。
本書の内容をFIREに活かすには?
私自身も副業として本ブログと他にもいくつかブログを運営しています。
その中でもある程度収益を出しているブログは「ニッチなジャンル」なので、本書の内容は非常に納得感がありました。
このブログは超長期的な目線で作っているので、超特化ブログとはなっていません。
しかし今後他のブログを作る際には「個人でも勝てる超特化ブログ」を念頭に置いて、
戦略を練ってから作りたいと思いました。
特に本書の内容で参考にしたいのは、読者ファーストの姿勢です。
要約の中ではポイントとして3点あげましたが、それ以外にも文章の見やすさやブログのレイアウト、文字装飾などかなり細かい部分まで気を配っていることが伝わりました。
そしてそういった誰でもできる当たり前のことを徹底する「凡事徹底」の姿勢こそ、ブログに求められるというのも改めて実感しました。
ブログで稼ぐのは、甘くはないけれど今後も続けていきたい。
改めてそんな気持ちになった1冊でした。
まとめ
今回は中島大介さん著の『ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術 ブログライティングの教科書』の要約記事でした。
まずは超特化ブログを作ること。
そして本書の内容に基づいて読者ファーストの記事を作ること。
さらにそれを続ける凡事徹底を行うこと。
これが個人でも稼げるブログを作る道順となります。
そんなブログで稼ぐ上で指標となる1冊。
ぜひ気になった方は手を取ってみることをおすすめします。