『自分資産化計画』はこんな方におすすめ!!
- お金に縛られない自由な暮らしを実現したい!
- 自分らしい人生を送るための方法を学びたい!
- FIREを目指すために必要なマインドセットを学びたい!
『自分資産化計画』の内容を一言で要約すると
「自由な暮らしを手に入れるための仕組み作り」
について書かれた本です。
著者の園原新矢さん(以下、著者)は園原夫婦株式会社の取締役。
株式や不動産などの「不労所得」を得る方法を実践する投資家で、
今まで300人以上にお金との向き合い方をコンサルしてきた経歴を持ちます。
またyoutubeなどでの情報発信や、本書以外にも
『35歳で夢をつかんだ「資産家」シンさんの教え』などお金に関する本を書いています。
本書はそんな著書が「お金を持ち続けられる人になるために」をテーマに、
その実現方法と必要な考え方について書かれた1冊です。
今回もそんな本書のポイントを要約して、
私自身のFIRE実現のために生かしたいことを解説します。
Contents
目次 自分資産化計画
- 第1章 お金さえあればあなたの抱える問題は解決するのか?
- 第2章 あなたの叶えたい野望は何か
- 第3章 あなたの現在地を確認する
- 第4章 最強の投資は自己投資
- 第5章 自分をコントロールできた人たちのサクセスストーリー
- 第6章 自分コントロール率20%以上を目指す
※目次は本書内容より引用
自分資産化計画の内容の【感想・要約】と3つのポイント
本書を読んで私自身の感想を一言で言うと
「自由な人生を生きるためのポイントをしっかり押さえた良書」です。
読んでいて何度も納得したり、うなずいてしまうポイントがいくつもありました。
同じようにFIRE・セミリタイアを目指す人には間違いなくおすすめできる1冊です。
そんな本書のポイントをざっくり3つに分けると以下の通りとなります。
- お金を持ち続けられる人とは?
- 自分の叶えたい野望を明確にする。
- 自分コントロール率20%を目指す。
それぞれ具体的に解説していきましょう。
① お金を持ち続けられる人とは?
本書の中で目指すべきテーマとなっている「お金を持ち続けられる人」とは以下のように定義されています。
自分の経済状況を適切に管理、資産にお金を投入しつつ、
ここではっきりしておきたいのは、
莫大な資産を持つ「お金持ち」と「お金を持ち続けられる人」は明確に違うということです。
著者は今まで仮想通貨や株式投資で多くの資産を築きながらも
その後に破産し、資産の多くを失ったばかりか借金まみれになってしまった人を多く見てきたそうです。
その原因は「お金を稼ぐ方法はあっても、お金を持ち続けられる方法を誰も教えていないから」です。
最もリターンの高い投資は「お金を持ち続ける能力」への投資
著者は20年以上の投資経験から、お金を稼ぐ能力よりも最もリターンが高いのは、
「お金を持ち続けられる能力」への投資だと実感したと述べています。
なぜならこの能力への投資は、誰でも実現可能でかつ損をすることがほとんどないからです。
対極となる莫大な金額のお金を稼ぐ方法については誰でも成功するわけではありません。
大きなリターンを得る投資には、その分大きなリスクがつきものですし…
起業や独立など一攫千金するには、人一倍の努力と才能、そして運をつかんだ一握りの人だけが成功する世界です。
しかし投資を通じて今の生活よりプラスアルファで毎月20~50万円のキャッシュフローを作り、
その金額をさらに投資して、継続的にお金を持ち続けることなら誰でも可能だと述べています。
そしてこの継続を行うことこそ「お金を持ち続けられる能力」になります。
本書の中では、この「お金を持ち続けられる能力」への投資の方法を具体的に述べています。
お金を持ち続けられる人は「パイプラインの仕組みを作る人」
お金を持ち続けられる能力」への投資の方法へ触れる前に、
もう少し「お金を持ち続けられる能力」について深堀りしていきましょう。
このお金を持ち続けられる人の例え話として、本書では「水に困っている村にパイプラインを作る話」が紹介されています。
ざっくり概要を箇条書きで説明すると、
- とある水に困っている村があった。
- そこでは人々は山を越えた湖から1時間以上かけてバケツで水を汲んでいた。
- とある若者がパイプラインを作り、パイプ(管)を通じて水を運ぶ方法を実行しようとした。
- 人々は若者をうまくいくわけないとバカにして、そのままバケツで運ぶことを続けた。
- 若者は多くの困難を乗り越えながらも10年後に、パイプラインを完成させた。
- パイプラインから出た水は、爆発的な人気が出て、たちまちバケツの水は売れなくなった。
結構有名な話なので聞いたこともある人もいるかもしれませんね。
この「パイプラインを作ること」が「お金を持ち続けられる人」とよく似ていると本書では述べます。
- 今は苦しくても、将来的にお金を作る不労所得の仕組みを作る。
- 不労所得を得ながら自由な時間がある、明るい未来が待っている。
- そのために継続的な行動をできる人が「お金を持ち続ける能力のある人」だと述べています。
お金を持ち続ける能力を作る(パイプライン作り)の落とし穴
こういった仕組みの話は理解できても、多くの人はパイプライン作りを途中でやめてしまいます。
なぜなら途中の困難や損失に負けてしまうからです。
- 実際に行動したがうまく結果が出なかった。
- 投資をしたが、損をしてしまった。
こういった経験を経て、パイプライン作りに挫折してしまったり、飽きてしまう。
だからほとんどの人はお金持ちになれずに普通の生活をしてしまうのだと本書では述べています。
ではそのパイプライン作りを継続させるためにはどうすればよいのか?
その方法がこのあと解説する2つのポイントになります。
- 自分の叶えたい野望を明確にする。
- 自分コントロール率20%を目指す。
② 自分の叶えたい野望を明確にする。
- 「お金を持ち続けられる能力」=パイプラインの仕組み作りであること。
- パイプラインの仕組み作りを途中で辞めてしまう人が多いこと。
上記2点を説明しました。
ここからは実際にその実現方法について解説していきます。
まずは重要なのは「自分が叶えたい野望を明確にすること」が挙げられます。
なぜならその野望がパイプライン作りを継続する力の源になるからです。
自分が将来どうなりたいか、どんな生活をしたいか。
今までの自分の人生を振り返って、本当に自分が叶えたい野望を明確にします。
そして物事に取り組む際は「野望を実現するため」と考え、行動する。
そうすることでモチベーションを高めていく。
本書ではそのような状態を「高性能のエンジンを手に入れる」と表現しています。
本書の中では、野望を明確にするためのワークが2つ用意されています。
- 自分のしたいことリスト
- 自分のしたくないことリスト
この2つを埋めることで、本当にあなたが叶えたい野望を明確にします。
「野望を明確にして、高性能のエンジンを手に入れること」ができたら、
パイプライン作りの50%は完成した状態になると本書で述べています。
それだけこの工程は大事な作業ということになりますね。
③ 自分コントロール率20%を目指す。
ではパイプライン作りの残りの50%はどうすればよいのでしょうか?
本書では「自分コントロール率20%を実現すること」だと述べています。
パイプライン作りを目指して行動していれば、理不尽なことも多く起こります。
思い通りにいかないことも多く起こるかもしれません。
その時にどうにもならない他人や世の中のことに目を向けるのではなく、
自分でコントロールできる部分に目を向けて、操作すること。
それが本書で言うところの「自分コントロール」になります。
コントロールすべきは「感情・思考・行動」
自分でコントロールすべき部分として具体的に本書では、以下の3つを挙げています。
- 感情
- 思考
- 行動
この3つをコントロールすることで、常に高いモチベーションと継続力を作りだせます。
それぞれかみ砕いて説明しましょう。
☑ 感情のコントロール
- 物事に対してのとらえ方を自分自身でコントロールする。
- ネガティブなとらえ方をせずに、ポジティブにとらえる。
- 例)難しくて嫌な仕事→スキルアップして自分が成長できるチャンス
☑ 思考のコントロール
- 不可能に感じることを、可能にするための思考
- 例)「できるわけがない」→「どうやったらできるか」
☑ 行動のコントロール
- 意思の力だけに頼らず、習慣や環境の強制力をうまく使う。
- 例)やる気スイッチ 「コーヒーを入れたら仕事を開始する」
- 例)図書館 「みんな勉強しているから自分もしないと」
自分コントロールを達成するコツは「小さな成功体験」
言い換えると「自分コントロール」とは妥協や諦めとの戦いとも言えます。
自分が決めたことに対して、
- モチベーションをもって継続できるか。
- 嫌なことや難しいと感じることがあっても続けられるか。
つまり「自分との約束を守ることが自分コントロール」と言えます。
人間には、ホメオスタシスという習性があります。
困難を避けて、楽な現状を維持しようとする習性です。
パイプライン作りをしようと努力すると必ずこの習性と向き合うことになります。
そこで自分の野望のために、自分をコントロールできるかどうかがカギです。
そのコツは「小さな成功体験を積み重ねること」だと本書で述べています。
毎日簡単な目標を立てたり、週や月スパンでの目標を達成することで成功がクセになる。
その積み重ねで、少しずつホメオスタシスから脱却するのがコツです。
野望の達成のための、小さな目標実現を積み重ねていきましょう。
その他 本書の内容
ここまで本書のポイントをかいつまんで解説してきました。
本書には他にも以下のような有益な内容が含まれています。
- 自分資産化計画ロードマップ
- 自分の野望を明確にするワークシート
- 著者自身のしたいこと・したくないことリスト
- 自分をコントロールできた人たちのサクセスストーリー
FIREやセミリタイアを目指す方なら、おすすめできる良書です。
気になる方はぜひ一度読んでみてくださいね。
本書の内容をFIREに活かすには??
私自身が本書を読んで思ったのは、もうそのままで
「書かれている内容を実践しよう!」です。
それくらい本書にはFIREと相性のいいマインド、エッセンスが書かれています。
FIREを目指す人のマインドの教科書と言えると思います。
- 自分の野望=セミリタイアの実現
- パイプライン作り=投資と副業による所得形成
- 自分コントロール=本業をしながら副業を継続する
改めてこの方向性で進んでいこうと決意できました。
もう一つ、ポイントでは触れなかったのですが本書の中に、
「自由に使える時間は限りなく少ない」という一節があります。
睡眠や仕事など必要な時間を入れていくと、自由な時間は人生で10%ほどしかない。
そしてこの自由な時間を取り戻すためにパイプライン作りを進めるべきとのことです。
この内容には納得するとともに、危機感も感じました。
より今よりパイプライン作りに本腰を入れて進めるべきだとも感じました。
そういった自分自身のモチベーションアップにも繋がった1冊です。
要約まとめ『自分資産化計画』
今回は園原新矢さん著の『自分資産化計画』を要約しました。
もう一度要約のポイントを振り返ってみましょう。
☑ お金を持ち続けられる人とは?
- 自分の経済状況を適切に管理し、資産にお金を回し続けられる人
- より明るい未来のための仕組み作りを継続的にできる人
☑ 仕組み作りを継続するには?
- 自分自身のモチベーションの源泉になる「明確な野望」を持つ
- 自分自身の感情・思考・行動をコントロールする。
そして本書の中では「お金を持ち続け、自由な人生を手に入れる」には
以下の方程式が最速だと書かれています。
明確な野望(50%)×自分コントロール20%(50%)
ぜひ本書の内容をもう一度噛みしめながら実践していこうと思います。