『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』はこんな方におすすめ
- 自分が本当に何をやりたいのかがわからない。
- 好きなことや得意なことを仕事にして成果を上げたい。
- 今仕事がつまらない、精神的にキツイと感じている。
『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』は一言で要約すると
「あなたの夢中になれることを見つけ、仕事で結果を出す方法がわかる本」です。
累計2,600万PV以上の人気ブログ「やぎろぐ」や「八木仁平公式サイト」を運営する著者、
八木仁平さんが自らの提言する「自己理解メソッド」を使い、
あなたの「本当にやりたいこと」を探せる1冊です。
『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』を読むとこうなる!
- あなたが「本当にやりたいこと」が見つかる。
- 好きなことを仕事にして成果を出す方法がわかる。
- 成功へ向かって最短ルートで進むことができる。
一言で書評「5年前の自分に渡してあげたい本」
『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』の書評、
一言で言うと「5年前にこの本に出会っていたらな~」と感じた本です。
当時の私は毎日日付が変わるまで仕事。
プレッシャーと自己否定、激務の三重苦で、鬱のような状態になっていました。
毎日「なんでこんなことをしているんだろう」と思っていました。
そこからたくさんの本を読んだり、副業を始めるなど多くの試行錯誤をしながら。
2年間かけて、今の自分のやりたいことを見つけることができました。
もし当時の自分がこの本に出会っていたら、最短で自分のやりたいことを見つけられたでしょう。
2年間の試行錯誤をせずとも、
もっと最短で「自分のやりたいことで結果を出すため」に走ることができたと思います。
当時の自分と同じように
- なぜこんなにキツイ仕事をしているのかわからない。
- 本当にやりたいことを見つけて、結果を出したい。
今そう思っている方に刺さる1冊になっています。
今回はそんな『世界一やさしい本当にやりたいことの見つけ方』について詳しく解説していきます。
この記事を書いた人「月原」について
- 年間50冊以上のビジネスに関する本を読む。
- サラリーマンをしながら副業を5年間継続中。
- ブラックな働き方から自己改善→残業0・土日祝長期休暇完全休み・年間有給取得20日を達成
- サラリーマン→独立→FIRE生活に向けて日々勉強&実行中。
Contents
『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』の基本情報
著者 | 八木仁平 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年5月28日 |
言語 | 日本語 |
Amazonや楽天の販売価格 | 書籍版:定価1,540円 電子書籍(kindle):1,386円 |
ページ数 | 221ページ |
読み終わるまでの時間 | 約70分程度 |
著者:八木仁平さんについて
著者の八木仁平さんは、元々「やぎろぐ」という人気ブログを運営していたブロガー。
やぎぺーという名前でも活動しているので、こちらの方を聞いたことがある人もいるかもしれません。
現在は「八木仁平公式サイト」を通じて、「日本中の人の夢中になれること探し」を仕事にしています。
元々は人気ブロガーであり、十分な収益はあったものの、
「お金のためにブログを書いている感覚」にとらわれ鬱になったことが、今の仕事をするきっかけになったそうです。
たくさんの試行錯誤をしながらも、
「人が夢中になれることを見つけたい」=「自己理解を見つけたい」という
本当にやりたいことを見つけて仕事にして、結果を出しています。
その経験やその過程でわかった考え方を、誰でも使えるようにまとめたのがこの本書になります。
【全体の流れを要約】『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』目次
『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』目次
CHAPTER1 「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
CHAPTER2 なぜ「やりたいことが分からずに迷い続けてしまう」のか?
CHAPTER3 「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
CHAPTER4 人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
CHAPTER5 「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる
CHAPTER6 「好きなこと」を見つけて努力とさよならする
CHAPTER7 「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
CHAPTER8 「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
※本書『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』目次より引用
全体を読む進め、ワークを通じて、あなたの「本当にやりたいこと」を見つけるという内容になっています。
各章や巻末に用意されている質問に答えていけば、最終的にあなたの「本当にやりたいこと」を導き出せます。
全体の要約をざっくりまとめると以下のようになります。
- CHAPTER1.2→やりたいことを探す上での間違いや迷いを無くす。
- CHAPTER3→「自己理解メソッド」=大事なこと、得意のこと、好きなことのかけ合わせ
- CHAPTER4→「大事なこと」を見つける。
- CHAPTER5→「得意なこと」を見つける。
- CHAPTER6→「好きなこと」を見つける。
- CHAPTER7→4.5.6で見つけた3つを組合わせて「本当にやりたいこと」を見つける。
- CHAPTER8→「本当にやりたいこと」で人生を変える、仕事にする方法。
「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」の3つのポイント要約
本書は質問やワークを通じて「本当にやりたいこと」を見つける形式です。
多くの質問とワークを通じて、あなたの「本当にやりたいこと」を突き詰めていきます。
その具体的な質問は、本書を手に取ってもらえればと思います。
ここでは本書の示す「自己理解」の考え方の部分。
こちらを3つのポイントを絞って解説します。
【世界一やさしいやりたいことの見つけ方の3つのポイント要約】
- 「本当にやりたいこと」を見つける重要性=圧倒的な成果に繋がる
- 「本当にやりたいこと」はどうやって見つけるのか?=「自己理解メソッド」公式のかけ合わせ。
- 「本当にやりたいこと」を仕事に繋げる方法=他の人に価値を提供すること。
要約ポイント①「本当にやりたいこと」を見つける重要性=圧倒的な成果に繋がる
まず知ってほしいのは「本当にやりたいこと」を見つけるとどうなるのか?という点です。
結論から言うと「圧倒的な成果を出せるようになる」と本書は主張します。
なぜなら「本当にやりたいことなら、人は進んで行動して、夢中になれるから」です。
一番わかりやすい事例を出すと「ゲームと宿題」だと思います。
自分の好きなゲームをする時は、すぐに始められるし、あっという間に時間が過ぎます。
しかし自分の嫌いな宿題をする時は、やらないといけないとわかっていても、なかなか取り掛かれません。
さらにいつまでたっても終わる気がしません。
このように私たちは、何をやるかによって大きくその後の行動や時間の感じ方が変わります。
- 本当にやりたいこと=すぐに取り掛かるし、時間を忘れるぐらい夢中にする。
- やらなければならないこと=やりたくないし、時間が長く感じる。
さらに本当にやりたいことなら「もっとうまくできるようになりたい」と自然に考えます。
ゲームだって他の友人から攻略情報を聞こうとしたり、攻略本を読んだりしますよね。
「本当にやりたいこと」=
すぐに取り掛かれる、夢中になれる、もっと知りたいと思うこと。
このように定義できます。
そしてこの「本当にやりたいこと」に向かって
- 自分のエネルギーを集中させること
- 自分の人生という長い時間を使って継続すること
- もっとできるようになりたいと学ぶこと
これができるようになると「圧倒的成果に繋がる」と主張します。
要約ポイント②「本当にやりたいこと」はどうやって見つけるのか?=「自己理解メソッド」公式のかけ合わせ
ではそんな「圧倒的な成果を出せるようになる、本当にやりたいこと」はどうやって見つけるのでしょうか?
本書では、その見つけ方を以下の公式で表しています。
「本当にやりたいこと」を見つける公式
大事なこと×得意なこと×好きなこと
そしてこの3つは以下のように定義されています。
- 大事なこと(価値観)…自分の人生をどう生きたいか、人にどんな影響を与えたいか。
- 得意なこと(才能)…無意識に自分がしてしまう行動やクセ
- 好きなこと(情熱)…興味、好奇心を感じる分野
本書『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』より引用
この3つを質問やワークを通じて、明らかにしていこうと言うのが、本書の目的です。
著者の八木仁平さんは「自己理解メソッド」と名付けています。
そしてこの「自己理解メソッド」は、今までの自己啓発本や成功者の本では学べない自己理解の方法だと主張します。
なぜなら従来の方法は、この中のうち1つか2つしか満たしていない不完全な方法だからです。
「本当にやりたいこと」を見つけるには、この3つを掛け合わせた公式である「自己理解メソッド」しかないと主張します。
その事例として、八木仁平さんは自らのブログでの経験を述べています。
もともと文章を書いたり、自分の考えを主張するのが好きだった八木仁平さん。
ですが、ブログを書いているうちに「もっと稼げる方法」を追求してしまいます。
その結果、今まで楽しかったブログがどんどん負担になり、最終的に鬱状態になってしまったそうです。
これは「好きなこと」(自分の考えを主張する)と「得意なこと」(文章を書く)は満たしていたものの、「大事なこと」(自分の価値観や判断基準)を失ってしまった結果だと言います。
例え自分の好きなことや得意なことを仕事にしても、自分の価値観から外れてしまえば行き詰っています。
だからこの3つを明らかにした「本当にやりたいこと」を見つける必要はあるというのが本書の主張です。
要約ポイント③「本当にやりたいこと」を仕事に繋げる方法=他の人に価値を提供すること。
そして最後はこの「本当にやりたいこと」を仕事に繋げる方法です。
「本当にやりたいこと」を仕事に繋げるには、他人に価値を提供する必要があると言います。
具体的に言うと「本当にやりたいことを仕事にして、他の人からのありがとうを集める必要がある」と主張します。
そのために一番重要ととなるのが先ほどの3つの中のうちの「大事なこと(価値観)」です。
「大事なこと(価値観)」は大きく2つに分けることができます。
- 内的なもの…自分がどう生きたいか。自分の目的。
- 外的なもの…周りの人や社会にどう影響を与えたいか。仕事の目的。
そしてこの2つを1本の線で繋げた時に、圧倒的な成果に繋がると主張します。
例えば八木仁平さんの場合は、
- 内的なもの…夢中に生きたい。
- 外的なもの…夢中に生きられる人を増やしたい。
この2つを1本の線で繋げ、今の「日本中の人の夢中になれること探し」を仕事にしています。
このように自分の中の価値観に従い、それを他人にどう価値として提供するか。
この視点で仕事を探すことで、圧倒的な成果を生むことができると本書は主張しています。
【実践ポイント】まずは今やりたいことをやってみる!
ここまで本書の重要な考え方のポイントを解説しました。
まず本書を手に取ったら、自分の「本当にやりたいこと」を質問やワークを通じて明らかにします。
その過程で自分の知らなかった、気付いていなかった3つのことにも気付けると思います。
- 大事なこと(価値観)…自分の人生をどう生きたいか、人にどんな影響を与えたいか。
- 得意なこと(才能)…無意識に自分がしてしまう行動やクセ
- 好きなこと(情熱)…興味、好奇心を感じる分野
本書『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』より引用
そして導いた「本当にやりたいこと」が自信を持って進めることなら、まっすぐに行動すべきです。
そしてここからは私自身の考えです。
ただ実際には「本当にやりたいこと」を導きだしたとしても、
「本当にこれで合ってるのかな?」と不安になることもあると思います。
そんな場合でも「本当にやりたいこと」に向けて行動してみることが大切だと思います。
具体的には「今一番やりたいこと」をすれば良いと思います。
なぜならその時々で、自分の本当にやりたいことを実現する方法は変化するからです。
今はその方法が一番だと思っても進めていくうちに、もっとやりたいことは変わっていきますし、実現方法も変わっていきます。
一番のダメなのはやりたいこともなく、日々を漫然と過ごしてしまうことです。
まずは自分の軸をしっかり持って、やりたいと感じたことからどんどん進めていきましょう。
ただし自分の価値観だけは絶対守ろう!
ただし一つ注意してほしいのは、自分の中の価値観だけは絶対守るようにしましょう。
価値観にそぐわないことを続けても、いずれ行き詰ります。
一番危険なのは「稼げそう!」や「あの人もやっているから!」という世間の価値観に合わせて行動することです。
変化の激しい時代に、自分の価値観とそぐわないことをやっても、いずれその方法が廃れてしまえば残るものはありません。
逆に言えば、自分の価値観の達成のために行動したことなら、必ずいずれ自分の糧となります。
「自分の価値観をよりイメージ通りに達成できる姿を目指して、行動あるのみです。」
【まとめの書評】『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』は「成功への近道となる本」
今回は八木仁平さんの『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』の解説記事でした。
- まずは本書のワークや質問の内容に従い、自分の本当にやりたいことを正しく見つけること。
- その後は、実現に向けて「今自分が一番やりたいこと」を行動すること。
この2つが実践のポイントになります。
本書を読んで、私は「成功への近道となる本」だと感じました。
成功のためには、自分のエネルギーの集中と自己成長が欠かせません。
多くの人が、やりたくないと思っていても世間の常識にとらわれて、エネルギーを使っています。
またやりたくないことなので、新しく学んで自己成長するといった意欲も湧いてこないと思います。
「自分の本当にやりたいこと」を見つければ、そのエネルギーを集中させることができます。
また自己成長させる意欲も、自然と湧いてくるでしょう。
とはいえ「自分の本当にやりたいこと」は簡単には見つかりません。
多くの経験をしたり、旅に出たりでやっと見つけることができるかどうかです。
本書は「自己理解メソッド」に基づく3つの公式で、「本当にやりたいこと」を見つけることができます。
「自分のやりたいこと探し」にかける多くの時間の節約になります。
私の場合は、今のやりたいことを探すのに2年間はかかりました。
この本に出会って、この2年を短縮できたら、今よりももっと成果を出していたと思います。
本書はそんな「いずれ成功して、自分らしい人生を歩みたい」と思う人が、
成功への時間を短縮できて、一直線に成功へ向かうことができるようになる本だと感じました。